正露丸、おなじみのあのマークを時代に合わせてリニューアル?

パッパカパッパッパーパパッパ….
正露丸と聞けば思い出す、あのメロディ。日本陸軍の信号ラッパだそうで、あれは食事の用意ができたよ!というお知らせだ。《偽画NEWS》
正露丸は、元々征露丸と表記されていた。その字面からお分かりのように、ロシアを征す、つまりロシアに出兵する兵士に持たせたのがこの薬の始まり。

当時、陸軍の軍医だったあの森鴎外が、戦地で兵士に多発する脚気(かっけ)対策として採用した。
脚気は某かの細菌感染だと推察した鴎外は、正露丸の殺菌作用が効果を発揮すると考えたのだ。
しかし征露丸、脚気には全然効果がなかった。脚気はビタミンB不足が原因なのだが、当時はビタミンBの存在すら知られていない時代だった。《偽画NEWS》
その後、正露丸に含まれる木クレオソートが下痢止めとして効果があるということになり、家庭用常備薬として広まり、今日に至る。《偽画NEWS》

こんな歴史的経緯があるので、軍隊にちなんだマークが採用されたのだろう。
しかし、今日いくらなんでも時代に合わないのではないか。発売元には、そんな声がどこからともなく聞こえてきた。
今なら何をシンボルにしたら良いか、連日プロジェクト会議が開かれたとか。
そこに重鎮がひとこと。「キャッチフレーズは変えてくれるな」と。
これには、会議に集まった改革プロジェクトメンバーは黙りこくってしまったそう。
しばし沈黙が続いた後、参加メンバー一の若手がひとこと。
『ラッパーのマークにすればいい!』と。《偽画NEWS》
今、若者に大人気のラップなら、まさに時代にマッチしていると重鎮も評価。
『ラッパーのマークの正露丸』
高齢者には従来通り、ラッパのマークと聴こえるだろう。
ってことで、両者ナットク。《偽画NEWS》

それから話はトントン拍子に進み、ご覧のようなマークにリニューアルされることになった次第。
英文表記も新たに、SAY-LO-GUNと変更することになり、海外展開も視野に入れている。
新たに製作中のCMには、もちろんラッパーが起用され、ヒップホップサウンドとラップで製品の効能を訴求するとか。噂では、世界中に知名度のあるLAの大物がキャスティングされたらしいが、まだ極秘とのこと。放映を楽しみに待ちたい。《偽画NEWS》